2012年8月12日日曜日

誰が名付けた「ころがし計算法」

2014/2/27 update
なんとGoogleで「ころがし計算法」を調べると当ブログ記事がTOPに出ていました。これが今後も継続されるかは分かりませんが、大勢の方が「ころがし計算法」の由来について気になっているということかと思います。

「ころがし計算法」と名付けたのが誰なのかは分かりませんが、これはおそらく英語の「Rollforward」を日本語に訳したものだと思います。 特に固定費調整のころがし計算法を「Fixed Asset Rollforward」と言います。最初は「のれん」のように日本特有の表現かと思ったのですが、単なる日本語訳のようでちょっと残念です。ちなみに投資運用の世界やデータベース管理の世界では「ロール・フォワード」と言う風にカタカナ読みです。また、複利計算のことを「ころがし計算法」とも言います。様々な場面で利用される「ころがし計算法」ですが、その意図するところは共通です。ある一時点を区切りとし、それを元にして次の時点を計算すること。それが「Rollforward」、つまり「ころがし計算法」なのです。

デリバティブ投資では、期近物を売って期先物を買うことをロール・フォワードと言います。デリバティブは期限が決まっているので、ほっとくとポジションが無くなってしまいます。しかしパッシブ運用を行っている場合はポジションを維持することが必要なので、期限が先のものに買い替えることが必要になるわけです。

データベースにおけるロール・フォワードとは、障害対応方法の一種です。「データベースに障害が発生したときに、記録してあるチェックポイントのデータを再現した上で、ログファイルに残っているチェックポイント後の処理を再現し、障害直前の状態にまで戻すこと」を言います。(e-Words

簿記のころがし計算法についてはこちらのブログ記事がおすすめです。
ゆるぼき「絶対分かる ころがし計算法

さすがに「Rollforward」の由来までは探れませんでした^^; 英語でもその単語と「Origin」とかで検索すると、ラテン語とか出てくるんですけどね。これ以上は言語学者者さんに任せておきましょう。


(以下元記事。改めて読むと、なんかズレてる気がする(汗))
企業が次年度の利益計画を立てる際に、どのくらいの原価で、どのくらいの利益が出ているか、知りたいところですね。その方法には全部原価計算と直接原価計算の二つがあります。全部原価計算では、原価計算に最初から変動費と固定費の両方を利用します。それに対して直接原価計算ではまず変動費のみに注目して原価計算を行います。

これを説明し始めると長いので、ここでは割愛します。大事なことは以下の2点です。
・全部原価計算だと固定費が邪魔をして変動費の利益計画を立てにくい
・直接原価計算だと利益計画を立てやすくなるが本来の営業利益が算出されない

つまり管理会計の視点に立てば直接原価計算の方が有用だけれど、財務会計からすれば数値が正確ではないということになるわけです。そこで考え出されたのが「固定費調整」です。その名の通り、直接原価計算でズレた固定費の部分を後から調整してあげようということ。その方法は二つあります。ひとつが「ころがし計算法(原則)」、そしてもうひとつが「一括調整法(簡便的な計算)」です。正確な数値を出すには「ころがし計算法」でなければなりません。以下はこの「ころがし計算法」について考察してみます。

簡単な図を挿入してみました。これが「ころがし計算法」です。どことなく転がっているように見えなくもない……。これの使い方はいたってシンプル。まず直接原価計算で算出した営業利益がありますよね。そこに月末の数値(合計)を加算し、そこから月初の数値(合計)を減算すれば良いのです。そうすると全部原価計算で算出したのと同じ額の営業利益を出すことが出来ます。

ところで「ころがし計算法」の由来についてですが、ネットで調べても「これだ」という情報は見つかりませんでした。どうも「俗に」使われていた表現らしく、明確な由来は存在しないような感じです。「ころがす」という言葉を調べるうちに気付いたのですが、これには「積み上げる」「加算する」といった意味が込められているようです。例えばあまり良い例ではありませんが、「土地ころがし」という言葉があります。これは土地の転売によって利益を得ることで、バブル景気の際にはよく行われる稼ぎ方です。日本に限らず、世界のどこでも行われていますね。これより良い例に、江崎グリコ創業者、江崎利一の言葉で「下から石を一つずつ積み上げて山頂に達するより、山頂から石を転がした方が早い」というのがあります。これの真意は置いといて、「転がし」に「積み上げ」と同じ効果があることを表していますね。

ころがし計算法って、なんか名前が可愛らしいので、けっこう覚えやすいんじゃないでしょうか(笑)

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