2013年5月5日日曜日

他益信託とは何か(信託実務3級)

他益信託はその名の通り、自分以外の他者に信託による運用益を与える信託のことです。これに対して自分自身がその利益を受ける(受益者になる)信託を自益信託と言います。信託法には「他益」とか「自益」といった言葉はありませんが、第89条「受益者指定権等」らへんが絡んでくるのかなと思います。他益信託は面白くて、ある人のブログでは「自分で適切な財産管理ができない子供をお持ちの親が、自分の死後、子供の面倒を看てもらう為に使うことが出来ます」といった生々しい解説がされていました。つまり、遺産相続や生前贈与において、他益信託という仕組みが登場してくるわけです。

会計を勉強している人向けの話では、退職給付会計なんかでも他益信託が絡んできます。現在は確定給付型企業年金が最も知られていますが、その運用先として信託を設定することが出来ます。その信託がちゃんと退職給付に充てる他益信託ですよと限定することで、当該信託を退職給付会計上の年金資産として扱うことが出来るわけです。

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