2014年2月23日日曜日

「連結会計」三つの勘どころ(初級者向け)

第07回簿記勉強会は予定を変更して「連結会計」についてやりました。自分自身がよく理解していないところでもあり、それの説明はけっこう大変でした(^^; ただ、繰り返しやっている内に「連結会計はここを理解することが大事なんだな」というのが見えてきた気がします。今日はそういった連結会計の勘どころについてお話をします。連結会計の勉強を始めたばかりだけど、いまいち内容がつかめないという人には是非読んでもらいたいと思います。

■連結会計は個別会計から作られる
一つ目は、当たり前なことなんですが、連結会計は個別会計から作られるという点です。これをちゃんと分かっていないと、勉強中に無用な悩みを生じてしまう恐れがあります。言い方を変えると、連結会計は過去の連結会計に繋がっていない、ということです。連結会計はあくまでその時点における個別会計を元にして作られるもので、一つ前、二つ前の連結会計とは切り離して考えるものなのです。もちろん、未来の連結会計を気にすることもありません。これは結局のところ連結会計が特殊な会計手法であるということを意味しています。なので連結会計を勉強する際には、それ自体を一から勉強するという感じで始めるのが良いだろうと思います。

■連結会計とはすなわち利益剰余金と少数株主持分の調整である
100%子会社は別として、子会社には少数株主という存在が絡んできます。80%の株式を取得した子会社の場合、残りの20%が少数株主です。連結会計で最も大事なことは、この少数株主持分がどの程度あるのかを知ることに他なりません。連結会計特有の開始仕訳、実現仕訳、当期仕訳という流れはそのためにあると言っても過言ではありません。開始仕訳では利益剰余金と少数株主持分の期首残高を計算します。要するに、最初の時点でいくらあるのかを確認します。それ以降の仕訳で利益剰余金と少数株主持分を調整し、最終的に期末残高を計算するのです。

■資本関係、貸借関係、売買関係をおさえておく
「三つの勘どころ」の三つ目が「三つのポイント」というのは微妙なくくりですが(^^; 親会社と子会社の関係は「資本」「貸借」「売買」の三つをおさえておくことが重要です。資本関係と言っているのは、連結会計時の資本の評価額を修正するということです。試験問題によく出てくるのは土地の値上がりなんかですが、これは「諸資産」のような表現で言われることもあります。要は持っている資産の時価評価が上がっていたり下がっていた場合には、それを計上しておこうということです。連結会計ならではですね。親子間での貸借や売買を相殺するのは当然として、気にしなければならないのが「貸倒引当金」や「未実現利益」です。

連結会計はそれ自体が多くの論点を含んでいて、全てを理解するのは大変です。まずは上に記載した三つの勘どころを意識しつつ、勉強を進めることをおすすめします。

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